裏側矯正の特徴 - LINGUAL -

裏側矯正の特徴

1、裏側矯正=舌側矯正装置の装着までの期間について

裏側矯正の正式な名称はリンガルブラケット矯正法といい、舌側矯正ともいわれます。
歯の裏側というのは表側の形態とは違って、個人差が大きく複雑な形をしています。
そのため、矯正器具をそのまま歯に接着させるのではなく、その方の歯の裏側の形に合わせてそれぞれ個別の装置を作製する必要があります。
製作日数は装置によって変わってきますが、厚生労働省の認可のある矯正器具で、日本国内で許可された製作物として矯正装置が完成するまでに現在、
おおよそ3週間以上の期間がかかっています。
しかし、安全で正確な個人別の歯科矯正器具を使用するためには必要な期間と考えていただきたいと思います。

2、裏側矯正の装置と発音について

裏側矯正には表から全く見えないという最大のメリットがあります。
しかし、デメリットもあります。最も気になるのは発音になるでしょう。日本舌側矯正歯科学会が以前に調査したところによると、
発音をしにくくなる矯正器具の場所は下顎の奥歯ということがわかっています。
平均2週間くらいで発音は通常通りになりますが、お仕事上で正確な発音を求められる職業の方などには、
発音に慣れるにしたがって徐々に奥歯へと矯正器具を増やしていくような工夫もして、臨床を行うことが可能です。
はじめは話しにくいこともありますが、慣れによって通常通りになります。また、矯正装置を装着するタイミングを計りながら、予定を計画的に立てていくといいでしょう。

3、裏側矯正の学会認定医について

裏側矯正=舌側矯正の治療は特徴的で、表側の歯列矯正とは治療の仕方や機序が大きく異なっています。
そのため、一般的には表側よりも治療が難しいとされております。裏側からの矯正歯科治療を研究し正しい舌側矯正歯科治療の普及を目的とした日本舌側矯正歯科学会では
認定医制度を設けており、学会の認定試験により知識と技量が一定の基準以上の矯正歯科医師と認めた場合には舌側矯正認定医としております。
日本舌側矯正歯科学会の認定医制度は基準が厳しく設定されており、認定医の人数も限られているのが現状となっています。